夏の高校野球愛媛県大会は、7月28日に決勝が行われた。
決勝戦は、今治西対川之江。今治西はエース松田と堅い守備が特徴的なチームで、一方の川之江はノーシードから勝ち抜いてきたチームの勢いとエース山内の力投が注目されるチーム。両チームとも今大会注目投手ということもあり決勝戦は投手戦が予想されていた。
1回、2回と今治西は川之江から1点ずつ得点し2-0とするも、4回には川之江が1点を返しさらに6回、7回に3点を追加し2-4と川之江が逆転。今治西は3回以降川之江のエース山内から得点が奪えず抑え込まれる展開に。しかし最終回の9回表、今治西は強豪の意地を見せ2点を加え土壇場で4-4の同点まで巻き返し球場は今治西のおせおせムード。そのまま延長戦タイブレークとなり、10回裏川之江が1点を追加しサヨナラ勝ちとなった。今治西は9回の勢いのまま10回表に得点できなかったのが悔やまれるが、最後まで自分のピッチングをブレずに投げ切った川之江エース山内に軍配が上がった。
川之江高校は、21年ぶり6回目の夏の甲子園出場となり地元川之江も盛り上がっている。ノーシードから勝ち上がってきたチーム力は強く、エース山内の好投が甲子園球場でも期待される。全国選手権記念大会は8月6日から甲子園球場で開幕する。甲子園球場でも川之江高校の勢いある野球に期待が高まる。